88:名無しNIPPER[saga]
2016/09/30(金) 02:22:40.73 ID:6l7dxE9X0
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仗助が気がつくと、あたりは異常なほどに静まり返っていた。
しかしそんな事すら気にしないくらい仗助は自暴自棄になり、
心に穴があいたような間隔に浸っていた
「笑っちまうよな・・・今までやってきた事
ぜェーんぶ、人の事言えねえ立場だったなんて・・・」
「じいちゃんに変わってこの町を守る?笑わせんなよ・・・」
「今まで戦ってきたスタンド使いと・・・
億泰の兄貴や、音石のヤローとか、アンジェロに、
宮本輝之輔・・・もしかしたら・・・いや、もしかしなくても吉良と
比べてみても・・・
オレって最低だったんだな・・・」
「・・・俺って一体、何なんだろうな・・・どう思うよ、億泰ゥ」
仗助は億泰に問いかける。しかし、返事は返ってこない。
仗助「おいどうしたんだよ億泰ゥ〜まさかお前の兄貴引き合いにだしたから怒ってんのか?」
仗助「それとも遅れたこと指摘されて俺がムキになったのが気に食わなかったか?」
しかし、それでも億泰は黙ったままだ。
仗助は軽く肩を掴み、億泰の顔を自分のほうに向けた
仗助「おい返事しろよ億泰、悪かったっ・・・て・・・」
次の瞬間
仗助の目に、ヤケになってた頭を一瞬で冷やす光景が入り込んだ。
肩をとても冷たくし、
腹の部分を血まみれにし、
目を瞑っていた億泰だった。
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