63:名無しNIPPER[saga]
2016/09/29(木) 02:54:44.42 ID:qIRy1bWb0
仗助「良かったじゃあねーか、オメーいつも彼女欲しいって泣いてたじゃねーかよッ!!」
裕也「お前にもとうとう春が来たなァ!」
億泰「うるせぇッ!!あんなばあさんとの間に来るものなんて死神くらいだぜッ!!」
裕也「しっ、死神・・・ククク・・・」
仗助「ギャアアアーハハハハァーッ!そりゃあいいぜッ!
アヒルボートの変わりに三途の川の渡り舟でデートしちまえッ!」
億泰「オメーら人事だと思いやがってッ!!クソーッ!!もうあの銀行にゃあ行けねーぜッ!!」
トニオ「アノ、お取り込み中のトコロ、悪いのデスガ・・・
ご注文のボローニャ風、トロトロタマゴのせでございマス」
仗助「オッ!!来たぜ来たぜェーッ!」
仗助は、フォークでサッとタマゴを崩し、ミートソースと絡めた
それを少し行儀悪くズビズバーッとすすった
まろやかな黄身とソースのいい香りが混ざり合って口の中に広がっている
そこにアクセントのチーズとバジルが混ざり、
何ともいえない旨さだった
仗助「ンまい!ンめーッスよッ!グー!グレートッ!」
億泰「オレが言えるわけじゃあねーケドよォ〜
もー少し行儀良く食えねーかね−」
裕也「「他人がやってるのを見るのはイヤッ」ってやつか?」
億泰「そーそーっ!アイスやツナのフタ舐めるのとか、ストローでズズーッってやるのも嫌なんだよォ〜」
仗助「確かに言えてるなッ!そりゃ!今度から気をつけるぜッ!」
と、言いつつも仗助の口の周りは黄身とソースでベタベタだ。
億泰「説得力ねーッ!!」
裕也「ハハハッ」
と、ここで億泰が表情をかえてこう問いかけた
億泰「・・・ところでよォ・・・明日、お盆だよな・・・」
さっきまでの和やかな雰囲気が一瞬にして凍りついた。
口を拭いていた仗助も一旦手を止める。
億泰「覚えてるか・・・?鈴美さん、重ちー、彩さん、それに・・・」
何か言いかけて、億泰は口を閉じた
仗助はわかっていた。
そして聞き返した。
仗助「・・・形兆の事か?」
億泰は黙り込んだまま頷いた。
仗助「・・・忘れるはずがねーだろ・・・」
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