738:名無しNIPPER[saga]
2021/07/11(日) 02:39:43.62 ID:SXB4DH/W0
古き地。
世界は分かたれ、神秘に覆われ 、
ただ不死たちの残り香と、死にゆく神々の遺物と、わずかな残り火があった。
だが、闇はすでに、ずっと古くからあったのだろう。
闇は命を生み、命は火を招き入れ、差異がもたらされたのだ。
熱と冷たさと、生と死と、光と闇。
そして闇は遂に、食餌の時を迎えた。
光に照らしだされ、生み落とされた影たちが、偉大なる闇を見出したのだ。
大いなる父。創造主を。
人の世に生まれ、望むと望まざるとに関わらず、人の本質、闇を見つめる者。
人間性によって輝く混沌、そこに生きるデーモンたち。
神を否定し、はねつけ、あるいは喰らい、貶めるもの。
そして、闇より出しもの。
それらは偉大なる闇に導かれ、古きこの地に現れた。
不死の街に現れし呪縛の騎士は、不死たちを狩り出し、
法王の剣はアノール・ロンドへと向けられ、
煙の騎士が、煤けた母により解き放たれた。
そして、時の合一は彼らを闇へと繋ぎ止め、ロードランの均衡は失われた。
それは、真なる闇の時代の到来を意味するだろう。
だが、人が暗闇というのなら、暗闇の内にも、人の姿はある。
今や、火はまさに消えかけ 、
人の世には届かず、夜ばかりが続き 、
ロードランの地には、呪われし人、
その憐れな、なれ果てさえも現れていた。
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