735:名無しNIPPER[saga]
2021/07/10(土) 18:38:30.72 ID:oDMU19Fv0
ジークマイヤー「なっ……!?」
ビアトリス「なんだぁっ!?」
ローガン「せ、石棺が空を飛んどる…」
コブラ「紹介するぜ。こいつが俺の船、タートル号だ。さっきのどデカい光はタートル号の主砲、スーパーブラスターから発射されたものさ」
コブラ「ブラスターの威力は宇宙戦艦も鉄クズに変えちまうほどだ。レディはここら一帯を吹っ飛ばさないようにパワーセーブは掛けていたみたいだが、仮に最弱設定でも直撃弾を食らって破壊されないサイボーグはいないぜ。ボウイのやつがサイボーグですら無くなったってんなら、話は別だがな」
オーンスタイン「船…?…これが…?」
真鍮鎧「こんな鉄の塊が、宙に浮くというのか…」
グウィンドリン「コブラ、これはいったい…」
コブラ「時の大合一に賭けたのさ。過去の物も未来の物も、秘境も公園の空き地も全てがこのロードランでは存在するんだろ?」
コブラ「たしかに、この前まではコイツを呼び出すことは出来なかった。だが貴い物を封印して守るという、王の封印が解かれたらどうなるかは試してなかった」
コブラ「呼べたら万々歳。呼べなかったら……まぁその時の俺に任せたさ」
オーンスタイン「任せた……」
コブラ「しかし王様は中々の審美眼をお持ちのようで。封印されてたおかげで、この前メンテナンスした時と何も変わってないぜ」
スーパーブラスターが撃ちこまれた地点、クリスタルボウイが浮遊していた石畳は、黒く炭化し轟々と炎をあげている。
消滅した仮面の騎士の、莫大な密度を持つソウルはその炎の周りを漂っていた。
レディ「戦況を聞こうかしら、コブラ?」ウイィーン
滞空飛行中のタートル号の開いたハッチから、レディはコブラに尋ねる。
コブラは肩をすくめた。
コブラ「いやもうぜーんぜん駄目。押しても引いてもビクともしない。出直しだ」
コブラ「ボウイのヤツは…」
オーンスタイン「残念だが、貴公らの船でも、死には至らしめぬようだ」
コブラ「なに?」
燃え盛る炎の周囲を浮遊するソウルが、千々に分かれて炎に吸われた。
ソウルを吸った炎からは、黄金色の輝きが垣間見える。
だがその黄金色は、神の雷とは相反する者の輝きである。
そして輝きは炎を割って、擦り傷ひとつも無い透明な身を露わにした。
クリスタルボウイ「今の秘策は中々斬新だったぞ。昔の俺なら砕かれていただろうな」
ジークマイヤー「オ…オオォ…」
ビアトリス「そんなバカな…」
コブラ「へっ、なんてタフさだ。俺にはもう、お前が何者なのか分からなくなってきた」
クリスタルボウイ「何者だろうと構わんよ。お前を殺し、アフラ=マズダへの復讐を果たせればそれでいい。あとはギルドの好きなようにさせるさ」
クリスタルボウイ「さてと、それではひとつ、俺のほうの答え合わせもぼちぼち始めるとしようか」
クリスタルボウイ「俺の秘策は、これだ」
クリスタルボウイは左手を掲げ、パチンと指を鳴らした。
行ったこと、そして他者が目で確認できることは、それだけだった。
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