489:書き直し版[saga]
2018/10/16(火) 23:32:23.56 ID:M4daChAc0
コブラ「うーん…そこをなんとか頼むぜ。あんた以外に頼れそうなヤツがいないんだ」
巨人の鍛冶屋「うー…」ゴソッ…
無理難題を押し付けられた形になった巨人は、不本意そうに完成済みの武具の山を漁ると、矢と火炎壺を取り出した。
そして矢から矢尻を引っこ抜き、火炎壺と合わせて金床に置いた。
巨人の鍛冶屋「コレ 使う。似たものにはなる」
コブラ「へへへ、そうこなくっちゃな!頼んだぜ」
巨人の鍛冶屋は作業に取り掛かった。
本来なら報酬として、鍛治職人はソウルを貰うはずだが、巨人はソウルを要求しない。
彼は商いのために鍛治仕事をしているわけではなく、ただ受け取ったソウルを用い、ソウルから成る武具を加工するだけである。
ゆえに、タダ働きだろうが巨人に不満は無い。そもそも彼は、報酬などという物に価値を見出していないのだった。
ジークマイヤー「ふぅー、慣れた着心地だ。 やはりこうでなくては」
ビアトリス「コブラ、着替えが終わったぞ。貴公の用はどうなった?」
コブラ「とりあえず目処はついたぜ。弾の代わりが完成したら作戦会議といこう」
ビアトリス「そうだな。エストも無いことだし、真鍮鎧の騎士が守る篝火には仮面の騎士がいるかもしれない。慎重に動かなければな」
ジークマイヤー「うむ」
ビアトリス(ローガン先生……無事だといいが……)
776Res/935.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20