20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/15(木) 19:17:24.06 ID:KpK00xl90
ブワッ! ブワッ!
レディ「高度が下がってるわ。やっぱりくっついてきたみたいね彼」
コブラ「やれやれ大したジャンプ力だね。ドラゴンの脚に飛びつくあたり、趣味の方はちょっとイケないな」
レディ「またそんな事言って。どうするの?」
コブラ「乗捨てってのも手かな?」
牛頭「ブモオオオ!」ガリ!
ヘルカイト「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」バサバサッ!
コブラ「おっ!?」
牛の頭と屈強な体躯を持つデーモンにとって、コブラとレディは魅力的な糧に見える。
この辺りの不死は絞り尽くし、新たな巡礼者も絶えて久しい今、
一度も死んでいない者の『ソウル』と、それに含まれぬ『何か』を、デーモンは渇望していた。
普段は決して挑まない飛竜の脚にしがみつき、牙をめり込ませるほどに。
バジィン!
飛竜が高度を下げ続け、デーモンの足が石畳に着く寸前、デーモンの背中に雷が突き刺さった。
その雷は、橋を渡りきった先の建物の入り口付近から発射されていたが、
コブラもレディも、飛竜の体勢の維持に気を取られており、発射の瞬間を見逃していた。
レディ「今の音…まさか、レーザーガン!?」
コブラ「レーザーガンだってえ?しっかりしてくれよレディ。そんなものどこにあるって…」
バジィン!
コブラ「!」
コブラ(いや…確かにレーザーガンの着弾音に聞こえる…!)
コブラ(しかもそれなりに強力な出力だ。しかしこんな世界でそんな代物をぶっ放すヤツが、オレ以外にいるとは思えない)
コブラ(そうすると…)
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