142:名無しNIPPER[saga]
2016/10/19(水) 08:54:49.88 ID:JH/Vb9Yk0
コブラ「なんて野郎だ、死体と一緒に瓦礫まで食ってやがる」
レディ「先を急いだ方が良さそうね」
コブラ「それについては同感だが、進む方角がどちらも危険じゃ、今すぐって訳にもいかないぜ」
コブラ「根っこを拝借した巨木には、意味深な入り口があった。人工的に掘られたとしか思えない横道がね」
コブラ「だがその巨木は、あの怪物を超えたところにある。ヤツの図体と食欲を見る限り、サイコガン一発で片付くタイプとも思えない。恐らく三、四発は必要だろうな。だがそんなに撃てば…」
レディ「ソウルの回収が難しくなる?」
コブラ「その通り。そしてもう一方のそれっぽい横道は俺たちの真後ろにあるが、そっちにゃ例の霧が張ってる。いい思い出があれば喜んでくぐったんだが…」
レディ「多分、罠ね」
コブラ「そういうこと。つまり、あの怪物の顔色しだいさ」
ボコッ
ソラール「はぁ、はぁ、し、死んだかと思った……太陽よ、感謝いたします」
戦士「グズグズしないではやく行ってくれ!後がつかえてんだ!」
グリッグス「ああ…死んでしまった……ソウルも人間性も落としてしまった…もう一度死んだら、私は終わりだ……」ブツブツ…
ラレンティウス「エストを全部零しちまった!誰か分けてくれないか!?」
レディ「ソラールだわ!」
コブラ「良いところに来てくれたぜ。お仲間も増やしてるようだし、コレなら怪物退治も楽ってもんだ」
コブラ「おーいソラール!!さっさと来ないとバケモノに食われちまうぞーっ!!」
ソラール「おお、コブラか!みんな急げ!あの男のいる丘まで行けば何とかなる!」ザバッ バシャバシャ…
戦士「苔玉持っててよかった…」バシャバシャ…
グリッグス「苔玉が泥まみれだ!誰か交換してくれないか!?」バシャバシャ…
ラレンティウス「それならあんたのエストと交換だ。ほらよ」バシャバシャ…
グリッグス「ああ、すまない。君には後で礼をしなければならないな」バシャバシャ…
コブラ「やかましいヤツらだな、あれじゃバケモノの気を引くぞ」
レディ「泥に足を取られてるわ。あれで辿り着けるのかしら?」
コブラ「無理だろうな。ワイヤーの射程距離に入ったら、ここまで引き上げてやるとするか」
ガラガラガラ… ズズゥン…
レディ(あっ、瓦礫が…)
貪食ドラゴン「フシュルルル…」
コブラ「走れソラール!!ヤツはもうお前らに気づいてる!!急げーっ!!」
ソラール「えっ?」
貪食ドラゴン「ワギャアアアアアアアアアアアア!!!」
ソラール「走れーっ!!」バシャバシャ…
戦士「畜生!今度こそ食われるぞ!」バシャバシャ…
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