【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン
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106:名無しNIPPER[saga]
2016/09/30(金) 08:01:25.95 ID:JWwlT/7/0
ビアトリス「なっ……」



魔女は言葉を失った。
魔法とはソウルを操る方法の一端に過ぎないが、習熟した者は、ソウルへの知識と感覚を深めることが出来る。
だからこそ、自分自身のソウルを消費せず、空間からソウルを抽出して練り上げ、放つという離れ業を行えるし、個人の力量に合わせたその行いの限界も把握できる。
術者が魔法を使うとき、それにどれだけのソウルが込められているかを見極める感覚を、多くの魔法使いと同じく、彼女も持っていた。

しかしコブラの放った、ソウルとは似て非なるが、本質はソウルそのものとも言える力…

『サイコエネルギー』は、凄まじい力場のうねりであり、彼女の理解を超えていたのだった。



バファッ…



翼を射抜かれた月光蝶は、降り積もる雪のように、淡い音を立てて橋に墜落する。
コブラはそれを見て、誇らしげに鼻をすすった。


コブラ「へへへっ、上手くいったぜ。やっぱり何でも試してみるもんだな」

レディ「コブラ、大丈夫なの?サイコガンなんて撃って」

コブラ「平気さ。コイツがソウルを大きく膨らませた時に、俺はサイコガンを撃った。つまり使った分のソウルを、そこらを漂ってるソウルを吸収して補ったって訳だ。だんだん慣れてきたぜ」

レディ「無茶するわね。吸収したソウルが少なかったらどうしてたの?」

コブラ「さぁてね。その時の俺にいつか聞いてみるよ」



ビアトリス「今のは…?」


コブラ「ん?この手はちょいとドジった時にね。驚かせたかな?」

ビアトリス「手?……ぅうわぁ!何だその手は!?」

コブラ「今一話が噛み合わないな。さっきは何に驚いてたんだ?」カチリ

ビアトリス「え?あ、ああ……さっきのはつまり…」

コブラ「つまり?」

ビアトリス「………いや、すまないが考える時間をくれないか。頭が混乱している」



ブワッ!



レディ「あっ!」



墜落した月光蝶が再び羽ばたき、その身体にまたもソウルを溢れさせる。
コブラは背負った大剣に手を掛けたが、その剣が抜かれる前に…

シュドーン!

ビアトリスの魔法『強いソウルの太矢』が、半死半生の月光蝶を貫いた。
月光蝶はその身体を崩し、霧のようなソウルを辺りに散らし、消滅した。



レディ「また見せ場を取られたわねコブラ」ウフフフ

コブラ「なぁに、三枚目の顔にはかえってちょうどいいさ」

ビアトリス「コブラ」

コブラ「ハイなんでしょ?」

ビアトリス「…やはり、分からない事が多すぎる……手間を掛けるが、話してはくれないか?貴公の事を」

コブラ「嬉しいねえ。女の子に口説かれるなんて久しぶりだ」

ビアトリス「口説いている訳では無い!本当に礼という物を知らんのか貴公は!」




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