【スペース・コブラ】古い王の地、ロードラン
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/09/15(木) 18:34:38.74 ID:KpK00xl90

バキィ!


亡者「グエエーッ」ドターッ


コブラ「ふう…まるでB級ホラーだなこりゃ。不死というからどんなものかと思えば、これじゃゾンビだぜ」ガスッ!

騎士「 さっきからキミは何を言っているんだ?」ズバッ!

コブラ「別にい何も〜?」ボグッ!

レディ「コブラ、この扉の向こうから音がするわ。何かの唸り声みたい」



グルルルル〜ッ グルルルル〜ッ



コブラ「開けてビックリ玉手箱って事か。そんな上品じゃなさそうだが」

騎士「………」

コブラ「レディ、準備はいいか?」

レディ「いつでもOKよ」

コブラ「じゃあ、あんたはどうなんだ?」

騎士「そうだな…少し怯えているよ」

コブラ「よし、じゃあ一二の三で扉を蹴破るぞ」

コブラ「1…2…3!!」ドガーッ!



グワォーッ!



不死院のデーモン「グアアアアアアアアアアア!!」 ズバーッ!!



扉を蹴破ると同時に、騎士とレディは身構え、コブラは義手を抜いてサイコガンを放った。
飛び出したサイコエネルギーは怪物の額に握りこぶし大の風穴を空け、怪物はその手に持った巨大な棍棒を構えることもなく息絶えた。


コブラ「あらら…」

騎士「………」


ドズーン……サアアァァァ…


レディ「死体が消えていくわ。まるでゾラ星人ね」

コブラ「思った以上のバケモノだったな。一撃で倒せてなかったらと思うとゾッとするよ」

騎士「信じられない…あのデーモンが一撃で…」

コブラ「デーモン?」

騎士「この怪物の事だ…地の底から湧き出し、命ある者を襲い、ソウルを奪う者達…」

騎士「そのほとんどは人の手には負えぬ強さ…で、あったはずなんだが……」

コブラ「その人ってのが、サイコガンを構えたオレだったって事が、コイツの不幸だな」


コブラ「………」フラッ

レディ「コブラ?」

コブラ「…さあ、早いとここんな場所からはオサラバしようぜ」



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