響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種2章 後編2】
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130: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2018/07/29(日) 19:47:47.58 ID:334t9ZsA0

〜河川敷〜


草場「……え……」


冬馬「ダメだ! こっちは何もねえ! 翔太そっちは見つかったか?」

翔太「あー…ゴメン。このドロの中に何かあるから洗ってみたけど、ただのゴミだったよ」

冬馬「分かった! あとそいつはカゴの中に入れとけ、元に戻すな」

翔太「はーい……あー、しんど」


中島「あ…あの子たち、何してるんです?」

草場「この時期滅茶苦茶寒いですよね!? なんで川を漁ってなんか……!!」


北斗「『ELLIE』のケータイを探してるんですよ」

草場「…携帯?」

北斗「ええ」


北斗「回収した『ELLIE』の所持品や自宅からは通信機器が一切発見されませんでした」

北斗「しかし876プロへの聞き取りによると、彼女はちゃんと携帯電話を所持しています」

北斗「あの日は雨でした。それなら『ELLIE』は携帯電話ごと内部のデータを雨水に流したと…」

北斗「そう考え、『ELLIE』の移動経路から携帯電話の破棄したポイントを探り」

北斗「そのポイントから流れた雨水が合流するこの川にアタリをつけました」

北斗「俺たちは今からこの川を漁って、『ELLIE』のデータを探す」

北斗「彼女はマスクを作る仕事をしていたみたいですし、もしデータが見つかれば一気に捜査が進むかもしれないと」


北斗「冬馬がそう言って聞かなかったんですよ」



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