響「まだ空っぽな明日は、限りなく黒に近いグレイ」【偶像喰種2章 後編2】
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◆AyvLkOoV8s
[saga]
2018/07/19(木) 07:21:45.71 ID:WWvXU96Y0
北斗「…さて。こんにちは」
北斗「良かったら、ぼくの名前を教えてくれないかな?」
「……りく」
北斗「りく君か。お母さんは忙しいみたいだし、僕たちと遊ばないかい?」
翔太「鬼ごっこなら負けないよ〜?」
陸「……」
冬馬「……」
北斗「(冬馬。子供の前だぞブスッとするな)」
冬馬「(ちげえよ。つーか笑いかけるところじゃねえだろ)」
冬馬「(こいつどう考えても……)」
陸「…おにいちゃん達、「そうさかん」のひと?」
冬馬「おう。何か言いたいことがあるなら言ってみろ」
陸「……おねがい! おねえちゃんをさがして!」
冬馬「…取り返す?」
陸「おねえちゃん、どこにもいないの……」
陸「おかあさん、すっごくこまってて」
陸「おねえちゃん、おとうさんがいなくなってからずっとがんばってたのに」
陸「いきなりいなくなっちゃったの!」
陸「おねえちゃんが…おねえちゃんが……」
陸「グスッ……ううう〜〜〜〜…!!」
冬馬「……」
冬馬「大丈夫だ、陸」
冬馬「お前の姉ちゃんは必ず取り戻すぜ。約束だ」
陸「…ほんとう?」
冬馬「おう。俺たちに任せろ」
冬馬「約束だ」
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