京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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スレ主
◆EvBfxcIQ32
[saga]
2017/06/04(日) 21:54:08.72 ID:4Mrjp4U70
安い挑発だと分かっているのに、どうしてもそれを無視できない。
「実際当たらずとも遠からずだろ?
他の部員のレベルみりゃ分かるってもんだ。ここまで雑魚って言葉がぴったりな奴も珍しいぜお前?
サマしか能のねぇ卑怯者はすっこんでろよ、クソども!」
「っ!」
ガシャン!
矢木を掴むや否や、雀卓に頭から叩きつける。
その後頭部を殴りつけようと腕を振りかぶった時だった。
バキッ!
「がっ!?」
何かで思い切り頭を殴りつけられ、隣の雀卓に突っ込む。
牌を床中にまき散らしながら痛む頭を押さえて立ち上がると、横から竜崎が椅子を両手で振り抜いた体勢でいた。
周りの客が慌てて俺たちの側から逃げ出す。
「痛ぅ………!」
側頭部から、ぬめ付いた血液が流れる。頭を切ったらしい。
「はっ、言葉につまれば逆切れか? いいぜ、やってやろうじゃねぇか」
叩きつけられた鼻頭を抑えながら、矢木が臨戦態勢をとる。
他の二人も同じだ。
「オラァ!」
突っ込んできた矢木の拳を腕で受け止める。
伸ばされた腕を掴んでねじあげようとする間もなく、すぐに竜崎がまた椅子を思い切り振ってくる。
「うわっ………!」
慌てて腕で頭部を守るが、何度も執拗にガードの上から椅子を叩きつけられる。
極めつけに、脇から黒崎の蹴りがわき腹にめり込む。
もう一度派手に吹き飛び、雀卓がもう一台倒れる。
「げほっ………」
椅子を振り抜くのもそうだが、こいつらは一切容赦がない。
俺だって、誰かを殴りつける時はおっかなびっくりなんだ。だけどこいつらは、他人を傷つけることに一切の躊躇がない。
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