京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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221:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/13(火) 00:51:33.71 ID:l+4DyZFv0
 そのままどれだけ泣き続けていただろうか。

 目が腫れ上がっているのが、自分で分かる。

 赤木さんはその間、ただ静かに待っていてくれた。


「すんません………勝手に一人で泣いてて………」

「構わねぇよ。言ったはずだぜ、ただのジジイの暇つぶしだって」


「失礼いたします」
スッ


 ふすまが開いて、仲居さんが再びやって来た。

 両腕に、俺の制服とコートが抱えられている。


「本当はクリーニングにお出しするのが一番いいのですが、流石に当旅館でそのようなことはできませんで………。ボイラー室で、急いで乾かしました。それと、こちらはポケットに入っていたものです」

「あ、ありがとうございます」



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