京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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22:スレ主 ◆EvBfxcIQ32
2016/08/22(月) 21:36:10.37 ID:B6wfBn3i0
 次の日の朝
「うぐ…………」
 朝起きたら、時計の針は8時を回りかけていた。
 大急ぎでパンだけ加えて急いで学校まで走ってきて、ぎりっぎり間に合った。
 が、朝起きていきなり走りながらパンを食べたことで、内臓が悲鳴を上げていた。
 昨日も結局、夜中の2時までまだ終わっていない牌譜や学校の課題をやっていた。
 小腹がすいて途中夜食をとったりしたせいで、余計に胃腸のリズムがおかしくなっている気がする。
「京ちゃん………」
「ん?」
 机に突っ伏して、1時間目が始まるまでのわずかな時間でもいいから休息に充てようとしていると、咲から声をかけられた。
「ん、おお。おはよ」
「京ちゃん、昨日は本当にごめんね」
「え? ああー………」
 昨日吹雪いてる中、俺一人を残して先に帰ったことを言っているのだろう。
 ともかく今は、少しでも休息がほしかったので、さっさと話しを終わらせる。
「だいじょーぶだって。それより今はあれだ。遅刻寸前で走ってきたから、休ませてくれ………」
「京ちゃん、ちょっとこっち向いてくれる?」
「んあ?」
 机に寝ながら、顔だけ先の方を向ける。
 すると少しドッキリするほどに咲が近くまで俺の顔を覗き込んできた。


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