京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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183:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/04(日) 20:40:30.18 ID:9PCR24Zc0
 赤木さんはとても残念そうな顔をした後、ビール瓶を開けた。


「京太郎、酒はイケる方か?」

「い、いやっ、俺未成年すから!? ばれたら部活の皆にも、迷惑が…………」


 赤木さんの冗談めかした問いかけに、俺は跳び上がって答えた。

 そしてその言葉尻が、沈んでいく。


「部活の連中が、どうかしたのか?」

「えっと…………」

「構わねぇ。どうせ俺しか聞いていないんだ、遠慮なくぶちまけちまえ」


 俺は机の上のお茶を飲まず、うつむいたままポツリポツリと話し出した。


「赤木さん。清澄高校って知ってますか?」

「すまん、俺は世間一般のことに疎くてな」

「すぐそこの高校で、そこの麻雀部は滅茶苦茶強いんです。初出場で、インターハイベスト4とかやってのけちゃうくらいに」

「へぇ、そりゃすごそうだ」


 かかか、と赤木さんが軽い笑い声を上げる。


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