京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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154:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/09/01(木) 00:38:06.12 ID:MFyxpBzt0
「私たちが毎日8時まで部活をやって、京ちゃんが家に帰れるのが大体8時半。ごはんとお風呂を済ませて九時半。そこから短く見積もって3時間かかるとしたって、もう12時半だよ?」

「じゃあ、残りの2時間半は何してるんだじぇ? 3時に寝たんだろ?」

「いつ宿題をやるの?」

「あ…………」


 そこまで説明すると、優希も理解したようだった。


「仮に宿題を1時間で済ませたとしても、それで1時半。しかも期末前で提出物も大量にあるから、到底そんなんじゃ終わらないよ。もし終わったとしても、その後京ちゃんはいつどこで自分のための麻雀の練習をするの?」

「うわぁ…………」


 いったい何時までかかるか想像した優希が、頭を抱える。


「私は本を読みこんじゃったりして遅くなっても1時には寝ちゃうけど………、京ちゃん、いったい何時間寝れてるんだろ?」


 そんな大変を過ぎて過酷な状況にあって、教師から心無い言葉をもらった京太郎の心情を考えると、咲はどうしても気分が沈みこんだ。


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