京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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137:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/08/30(火) 16:19:06.47 ID:Bg+oYlAv0
 俺はそこで言葉を切って、もう一度うなだれた。

 幸せそうな人だなぁと、ちょっとうらやましくなった。

 そりゃあ周りに誰もいなければ、嫉妬する対象がいないんだから、そもそもすることがないだろう。

 でも俺は違う。周りには、麻雀部のみんながいる。どいつもこいつも化け物じみた才能と能力を持っている。

 他の友人は、麻雀部のみんなに振り回されている間に、どっかにいってしまった。


「あぁなんだ。何があったかは知らないが………こんなとこで雨に打たれてちゃあまずい。ついてきな。すぐそこの旅館に、俺は泊まってるんだ」

「え………」

「まぁ、来たくないっていうんなら別に構わないがな………」

「あ…………」


 正直、どこかで雨宿りするとかはどうでもよかった。

 ただ、このおじさんは何か、まだもっと話していたいと思わせる、引き寄せる力があった。

 俺は立ち上がって、おじさんについていった。



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