京太郎「俺はもう逃げない」 赤木「見失うなよ、自分を」
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133:スレ主 ◆EvBfxcIQ32[saga]
2016/08/30(火) 16:12:42.32 ID:Bg+oYlAv0
「俺だってそんな子供じゃねーよ。そりゃそれこそわかりやすく特訓だ―! とかあれば嬉しかったけど、皆が頑張れた方がいいだろ?」

「いや、その……団体戦までは、そうだったかもしれないけど。でも団体戦の後、個人戦までの間くらい、京ちゃんの特訓とか、皆でしてあげてもよかったんじゃないかなって………」

「終わった後に言われましても…………」

「ご、ごめん!」


 まぁ、咲の言うことにも一理はあるかもしれない。

 決して言い出せなかったが、一山超えたんだし、俺のことも少しかまってもらえると嬉しいなー………とか、もちろん考えた。


「でもま」


 パチン と新しい牌譜を綴じる。


「残念ではあっても、怒りゃしねーよ。しかも下手したら、それで俺が皆の足引っ張ったらヤだしな。
お前なんかに構っていたせいで、最後にあと一歩届かなかった、とか思われたややだし」

「そ、そんなこと考えません!」

「お、今のちょっと和っぽかった。『そんなオカルト在り得ません!』ってやつ」

「もう!」


 黄色い声で和の真似をしてみると、咲が埒が明かないというようにそっぽを向いた。


「…………悔しいって、思った?」

「うん」


 即答。もちろんだ、大会で負けて誰が嬉しいものか。


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