ハルヒ「何であんたが幼馴染みなのよ!」キョン「こっちだってお断りだ」
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183:名無しNIPPER[saga]
2017/05/10(水) 05:34:08.47 ID:2S18A+l/O

「長門がいないのも珍しいですね」

「……あの、キョン君」

「はい?」

「実はずっと前から聞きたかったんですけど……」

朝比奈さんはそこで一度言葉を区切る

そして、何かを迷っているのか口を開けたり閉めたりしている

何か重要な事を言おうとしているのだろうか

こちらから話しやすいように何か言葉をかけようとした瞬間に部室の扉が開く

ビクリと朝比奈さんと俺の身体は跳ねたと思う

いや、本当にビックリした

「すいません。バイトがありますので今日の部活はお先に失礼します」

突如現れた古泉はそれだけ言うと颯爽と部室から出ていってしまった

「なんつータイミングだ」

狙った訳じゃないだろうな?

流石に考えすぎか

「あはは」

「あー……朝比奈さん?それで、さっきは何を?」

「いえ、やっぱり止めておきます」

「……そうですか」

一体何を喋ろうとしていたのかはわからないが、推測はできる

恐らく、ハルヒのことなんだろう

話が途切れて気まずくなったのか居心地悪そうに身体を捩る朝比奈さんを見ているのは罰が悪いので古泉がどこからか持ってきているボートゲームを二人でやることを提案する


「あっ。これ知っています。前に教科書で……」

どうやら未来にはチェスという文化は生き残ってないらしい……

……この日結局ハルヒは部活に顔を出すことはなかった


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