男「はぁ?ダンジョンに行ってこいって?」
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60: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2016/08/15(月) 13:51:04.55 ID:MWaHUmGiO
…………



オタスケェェェエエエエッ…………



魔少女「あ……先輩何かやらかしましたね。大方、ラージアントの群れにちょっかい出したのでしょう」スッ……

少し離れた位置で、のんびりとアイテムを探していた魔少女の耳に、男の叫びが聞こえてきた。

ラージアントは、というかアリは基本群れで行動している。先頭がフェロモンを所々で出しながら移動しているのだ。
その先頭のラージアントと戦えば、後列の群れとかち合うのは当然である。


魔少女「しょうがないですね……たこ焼きを奢ってもらいましたし。……『チェイス』!」カッ!


魔少女は追跡探知魔法を使い、男の行方を追う。闇雲に逃げているらしく、意外と距離は離れてはいなかった。


魔少女「この距離なら……これが使えそうですね。……『ファイヤーボール』」ボゥッ!!


魔少女の周囲に、15個ほどの火球が現れる。大きさはバスケットボール程のであろうか。


魔少女「そして更に……自動追跡魔法『オートチェイス』を『ファイヤーボール』に追加。先輩の後方、1mから10m辺りの生体反応に着弾設定」グググッ……


ドンッ!!!


火球が魔少女から放たれ、上空へと飛び上がる。
そして自動追跡魔法によって、目標を逃げている男の後方に設定。



魔少女「複合魔法……『メテオフォール(偽)』!!」



そして火球は上空から凄まじい速度で、男の後方目掛けて発射される。


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