481: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2018/06/21(木) 21:36:07.59 ID:LAlp/wM/0
魔術師「出たネー、アホみたいなチート特性。いや、特性はチートではないカ」
兄「『十二人の英雄(ゾディアック)』」ガシッ!!
ブンッ!!!
その魔法陣の内の1つから一本のロングソードを取り出し、引き抜きながら武者へと剣を振るう。
武者『ッ!?』カッ!!
ドォォォォォォォォォオオオンッ!!!!!
次の瞬間、爆炎が武者の目の前で生まれ、そのまま武者を吹き飛ばした。
兄「『炎龍の剣』……ランク50の魔物、炎龍を武器召喚した剣だ。斬れ味もスゲーけど能力がもっとスゲーんだよ。どこでも爆発させられるって感じのヤツ」ブンッ!!
再び剣を振ると小さな爆発が剣士の側で起こる。
魔術師「『十二人の英雄』……まぁ言ってしまえば、単なる事前に登録した武器の転送魔法陣での出し入れなんだけどネ。桁違いに反則なのは、それで魔物の武器召喚も出し入れ自由っていうのと……」
兄「まぁ流石にこれ1本じゃ勝てないだろうからさー」ズズズズッ……
そして、他の12の小さな魔法陣からも剣が出てくる。
それらは、今剣士が持っている『炎龍の剣』と全く造形が同じなロングソード。
それが12本。
武者『……』スッ……
兄「だからコレ12本同時に使わせてもらうわ。これならさっきみたいにやられっぱなしにはならねーだろ」
魔術師「魔法陣の数と同じ12本までなら同時に出し入れ可能。自由自在に武器の同時操作も可能。更に登録したのと全く同じ武器の複製も12本まで可能ってネ。反則能力にも程があるヨ」ハァッ……
ゆっくりと立ち上がる武者に、魔術師は憐れみの視線を送る。
相手が悪かったネ。と。
その瞬間、ダンジョン無限城の空を爆炎が覆いつくした。
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