475: ◆A.DGm5tRfU[saga]
2018/06/21(木) 21:11:21.81 ID:LAlp/wM/0
そこには何百本もの武器がそこら中に突き刺さっており、圧倒的な威圧感を出しながら、これまた伝説級と思われる日本刀を構えた鎧武者の姿があった。
恐らくこのエリアのボスだろう。漂うオーラがこれまでに倒してきた魔物と違う。
魔術師「うわー……あの刀あれだよ絶対凄いお宝だよートレジャーブックでみたよー多分国宝級なんてもんじゃないよー」
兄「お、マジか。売ったら空港で高そうなお土産買って帰れるかな?」
魔術師「そうだネー空港で飛行機くらいなら2〜3機買えるんじゃないカナー」アハハー
兄「いや飛行機は持って帰れねーだろ」ハハハッ
魔術師「それくらい凄い刀ってことダヨ!!ほら来るよ!!」
魔術師の注意とほぼ同時に、武者が手に持った刀を横一文字に振るう。
ただそれだけの事であった。
…………ィ……ン…………
魔術師「ッ!?空間ごと斬れテル!!伏せて!!」バッ!!
兄「おっと」バッ!!
斬ッ!!!!!!
鎧武者「…………」
2人がその場に伏せた一瞬後に、周囲の何もかもが横一文字に斬れた。
文字通り何もかも。
2人が伏せなければ2人共真っ二つになっていただろう。
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