【艦これ】女提督「それはね」
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77: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/09/12(月) 03:33:28.31 ID:5JwIXqGBo

夕方 千葉沖 駆逐艦ウネビ艦橋


「艦長、総長からの返信です。ご確認下さい」

艦長「……総長は何か勘違いされているようだ。嘆かわしい」

伊艦推しD「総長は何と」

艦長「現状維持です。確保は下艦時で充分との判断ですな」

伊艦推しD「馬鹿な! 何故後手に回る必要がある」

艦長「自分が居る場所で大事を起こしたくないのでしょう。小規模とはいえ観艦式だ」

伊艦推しD「政治的な判断だとでも言うつもりですか! 今すぐ確保するよう私が直接交渉します! もしくは参謀総長殿に連絡を取らせて下さい! 最悪、大本営からの命令ということで___」

艦長「陸軍少尉殿に勝手なことをされるなと私は下命されておりますし、その必要ありません」

伊艦推しD「……これが海軍のやり方ですか」

艦長「その発見した人物は、間違いなく比屋定海月氏なのですな」

伊艦推しD「私は一度見た人の顔は忘れない! そう訓練されている! 間違いない!」

艦長「……」

伊艦推しD「このような問答で時間を稼ぐのか! 恥を知れ!」

艦長「分かりました。貴方の言葉を信じましょう。艦長判断で確保に移ります」

伊艦推しD「はっ?」

艦長「比屋定氏の身体的な特徴と服装を教えて下さい。部下に伝えますので」

伊艦推しD「いや、えっと、その、よろしいのですか」

艦長「大本営越しに陸軍の意思を海軍内部に通す前例を作るわけには行きません。今なら私一人の首で事が落ち着きます」

伊艦推しD「……分かりました。艦長、その判断は決して無駄にはなりません。諜報部員として、確証を持ちお約束します」

艦長「君がこのフネに居てくれて良かった。助かります」

伊艦推しD「事態のいち早い収束に向けたご協力に、感謝します。軍人としての貴方の判断も、尊敬しています!」

艦長「そうかな。内ゲバでみっともないと思うけどね。というよりも、軍人や海軍どうこう、というのも実は建前で」

伊艦推しD「??」

艦長「私は八雲さんとその人を一刻も早く会わせてあげたいと思うんだ」ニッコリ



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