44: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/08/21(日) 22:35:29.34 ID:FjdBR6vJo
海軍次官「ゴホン。つきましては、艦娘の任期半減を提案します」
軍令部総長「任期を、半減だと?」
海軍大臣「ほーほー。それはどういった理由からかな」
海軍次官「ゴホン、ケッコンシステムは艦娘の士気向上を謳ってはいますが、実のところは後宮心理をくすぐるためのものであることは、この場の皆様はご存知の筈です」
軍令部総長「男は一人、艦娘は複数。となれば自分が男のツガイとなるため勝手に媚び始める。女らしい理屈だ」
海軍大臣「あーあー? 総長? 今や兵学校卒業者の四割は女性なんだよ?」
軍令部総長「失礼しましたー。単なる冗談であり一笑に付して頂きたいー」
海軍次官「ゴホン、それが今、予期せぬ方向へ進もうとしている。軍務局長、説明を」
軍務局長「……開戦して以来四十数年になりますが、2年交代としても一人の艦娘につき約20人、『元艦娘』が存在します」
軍務局長「……艦魂との波形同調が可能だったのは若年層女性のみでした。四十年前、彼女たちの第一世代すら、今現在も生存しているのです」
軍令部総長「元艦娘らが構成する艦母会。……全く、元は海軍の管理物が、手の届かない市井の者となるのだからタチが悪い」
横鎮長官「艦娘はー、言わば元兵士だ。大した発言力もあるまいて」
海軍次官「長官、あるのですよ」
横鎮長官「えーっ、どうして」
軍令部総長「長官、確かに元艦娘 自 体 に発言力は無いです。ですが、彼女らの夫が問題となる!」
横鎮長官「?」
軍令部総長「ケッコンによって彼女たちが得た夫の、その大半の者の職業は」
横鎮長官「アッ」
軍令部総長「はい。海軍においては提督と呼ばれる夫たち、艦母会はクラスを超えた海軍将官会なんです」
横鎮長官「あー……。そう。僕は妻帯者だから気づかなかったよ」
軍令部総長(大丈夫かこの男)
海軍大臣「うんうん。そうなんだよ」
225Res/193.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20