186: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/29(火) 20:32:02.32 ID:6UrSFTGKo
「遺書の筆跡が、比屋定さんのものと一致しません」
「車の所有者も全くのデタラメです!」
八雲「当たり前だよ。あの人は車なんて持ってないんだから」
「部屋の私物は全て処分されていました。研究室の比屋定さんのデスクも空です」
八雲「一番恐れてた事態になりそうだね」
「……?」
八雲「アンタたちはもう関わらなくていい。後は私一人でやるよ」
「な、何でですか!? 私たちじゃお役に立てませんか!?」
八雲「恐らく首謀者は海軍内に居る。事を大きくしても誰も守ってくれない。首切られるのは私だけで充分だよ」
「……」
八雲「養うべき家族が居るんだろ。無理する必要は無い。もう随分と無茶をして貰った」
「……ごめんなさい」
「アンタ、八雲さんを見捨てる気!?」
「恥知らずにも程が有る!」
八雲「やめな! 忠誠ヅラしていい気になるんじゃないよ! 抜けることをとやかく言うなら私が引っ叩くからね!」
「八雲さん………八雲さんごめんなさい……」
「……」
「……良いんですか」
八雲「良いんだよ。アンタたちには見届けて欲しい。ここからは私の喧嘩だ」
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