【艦これ】女提督「それはね」
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146: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2016/11/05(土) 06:11:16.08 ID:u1AXXBNco

少将「急に同行なんて悪かったね」

八雲「いえ。私が事故らないように祈ってもらえると幸いです。シートベルトはお願いします」

少将「ははは。比屋定くんと随分上手くやってるみたいじゃないか」

八雲「そうでしょうか? いがみ合ってばかりな気もしますが」

少将「科学者としての実力は確かなのだが、皮肉屋なところが目につくだろう」

八雲「問題ないです。ウチの園に居たガキみたいで可愛いもんですよ」

少将「比屋定くんは君より歳上なんだけどね……『艦政の凸凹』というあだ名を知っているかな」

八雲「いえ? それはなんでしょうか」

少将「身長180を超える君と140程しかない比屋定くんにつけられたものなんだが」ケラケラ

八雲「………」

少将「喜んでくれて何よりだ」

八雲「喜んでないです」


少将「比屋定くんは敵が多い。心を許せる仲間など居ない」

八雲「そっすか」

少将「彼女の言葉はとても強い。そして正しい。誰も彼女の隣には居られない」

八雲「……」

少将「私も可能な限りフォローはしているが、中々な」

八雲「なんでソレを私に話すのでしょう」

少将「君に彼女と一緒に暮らして貰いたい」

八雲「は? 嫌です」

少将「別に構わない。命令するまでだ」

八雲「……」

少将「比屋定くんが君に向ける視線は親しみの情を帯びている。君も気付いているんじゃないかな」

八雲「余計意味が分かりません。少将殿、大丈夫ですか」


少将「なら言い方を変えよう」

少将「彼女を危険から守って欲しい。また、被験体となる君の経過を観察する意味もある」

八雲「危険」

少将「彼女は恨みを多方面から買っている。計画の完遂の為なら私は何だってしよう」

八雲「あー、なんとなく心当たりはあります」

少将「護衛役には君が一番適任だと思う」

八雲「はぁ〜、分かりました」

少将「ありがとう。君の献身には本当に感謝する」

八雲「どうせ何言っても引き受けさせられるんですよね」

少将「まぁそうなるね」



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