33:名無しNIPPER[saga]
2016/07/29(金) 16:30:00.53 ID:sxoTJUld0
(過去)
姉ちゃんの声は聞こえなくなった
あの二人の声も消えた
だから私は外に出てきた
姉ちゃんは地上に倒れていた
目を閉めている......眠っているのでしょうか?
ルビレス「ね......姉ちゃん?」
ルビレス「......眠っているの?」
ルビレス「ごめんなさい......お休み」
そして明日、私同じように姉ちゃんの家に向かっていく
でも、いつも人なさそうな家じゃない、今日は人いっぱいだった
みんな黒の服を着いていた
何かあったのか?
ルビレス「あの?」
「......なんでしょうか?」
ルビレス「ここ何かあったの?」
「......君は、たしか......そうか、お嬢様は遠く所に移居するため、みんなはここに来たのです」
ルビレス「そうか......あれ? でも姉ちゃんは?」
「これは残念です、お嬢様はただいまこの町から離れたのです」
ルビレス「そ......そうか」
ルビレス「もしまだ会えたら、いつもありがとうって言ってくれるか?」
「......かしこまりました」
あの時の私は、家から運びだした木棺を気付いていなかった
姉ちゃんはもう......
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