うしおとセイバー
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591: ◆I4R7vnLM4w[sage saga]
2017/11/04(土) 05:26:04.88 ID:qxJDulow0


紫暮「今更セイバー殿に、願いを叶えるかどうかも分からない聖杯……」

紫暮「白面入りの願望機のために戦ってくれ、とは言えないか」


切嗣「アイリにも、セイバーには白面のことは伏せるように言ってあった」

切嗣「僕は聖杯が万能の願望機ではないと確認出来たら、破壊するつもりだったからだ」


紫暮「それをセイバー殿に気づかれないために、か」


切嗣「いや、彼女の望みを叶えるのは聖杯ではないと思っただけだよ」


紫暮「お前……まさか……だからあえて何も話さず……」


切嗣「いつか彼女をあの呪縛から解放する者が現れる、でもそれは僕じゃない」

切嗣「結局、僕は僕らしく最後まで英雄様を利用するだけさ。何も変わっちゃいない」

切嗣「君と出会ったからって、僕とセイバーの関係が変わることはないんだ」


紫暮「なるほど……。お前らしくか」


紫暮(以前、アイリスフィール殿や舞弥殿に言われたことがある)

紫暮(私と出会い切嗣は変わったと。しかし本当は、お前は元はそういう人間だったんじゃないのか)

紫暮(それがいつか、セイバー殿にも伝わればいいのだがな……)




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