どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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438: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2024/02/02(金) 14:53:16.08 ID:fYMmDu6D0
進んだ先には墓がたくさん並んでいた。

村長「ええと・・・これですね」

村長がひとつの墓の前で止まる。

村長「穂乃果さん、あなたが最初にこの村にいらっしゃった際に『村長の写真』の前で立ち止まったことを覚えていますか?」

穂乃果「…はい」

凛「そういえば、ずらーーって並んだ写真を見ながら歩いてたのに突然立ち止まったの覚えてるにゃ」

にこ「確かその時…『ユキホ』って言ってたわよね」

花陽「ユキホ…どこかで……」

穂乃果「雪穂は…私の妹」

絵里「妹…そういえば創世神界で、ホノカには妹がいたって聞いたわね…」

真姫「…その雪穂さんのお墓ってことなのね」

村長「高坂雪穂が穂乃果さんの妹…?」

村長の反応を見て、μ'sはハッとする。
創世神界で聞いた話は本来は知られることのない話。μ'sであるから特別に話してもらったものだったからだ。

村長「…深くは聞きません。私は、私が知りえたことをあなた方に伝えるのみ」

村長「真姫さんのおっしゃる通り、これは高坂雪穂さんのお墓です」

穂乃果は墓のそばにそっと寄り、撫でる。

海未「穂乃果…」

穂乃果「ここで雪穂が眠ってるんですね・・・」

村長「…いいえ、いらっしゃらないのです」

穂乃果「え…?」

村長「続きは家に戻ってから話しましょう」


談話室に戻るμ'sと村長。
村長は引き出しから古い本を取り出す。

村長「あなた方がイムタージュに向かってから書庫の整理をしていましたらこれが見つかりました」

村長「これは今から500年ほど前の手記です。」

凜「ご・・・!?」

村長「この文書によると、高坂雪穂はその頃に行方不明になったと書かれています。なので墓だけが作られたらしいのです」

穂乃果「行方不明…」

村長「…彼女の姉についても少しだけ記述があります」

そういいながら本を開いて読み出す。

村長「『高坂雪穂は若くして村長になった。彼女には姉の『ホノカ』がいたが姉は行方不明で見つからず、次女である雪穂が村長に任命された』」

村長「穂乃果さんと同じ名前ですね。運命的なものを感じます」

穂乃果「あはは…」




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