どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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300: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2018/02/23(金) 21:37:40.35 ID:qhzGWOaR0
ラインガイスの腕の棘がにこの額に突き刺さる寸前に、ラインガイスは強い衝撃を右肩に受けてにこの上から吹き飛ばされた。


ラインガイス「ぐっ!!」


自分の右肩を確認すると、右肩は少し黒く焦げていた。
右肩に当たったものはくるくると宙を舞いながら病院の玄関のほうへ飛んでいく。


ラインガイス「貴様は…何者だ…」


宙を舞っていたモノを一人の少女がつかむ。モノが飛んでいた周辺には火の粉が舞っていた。
少女がゆっくりと前に進み、薄暗い玄関の中から出てくると顔を確認できる。


???「あきらめるなんて、らしくないじゃない!」


赤い髪に、体中に包帯を巻いている少女。少女が持っているものは扇。


にこ「真姫ちゃんっ…」


ラインガイス「そうか…貴様が西木野真姫…。キマイラを倒した少女だな」


真姫はゆっくりと扇を振るう。弱々しい動きだが、しなやかで美しい。


真姫「灼熱の舞」


振るった扇から炎が飛び出しラインガイスを襲う!
ラインガイスはなんとかその炎をかわし、さらに距離をとる。
その隙を見て真姫はにこに歩み寄る。


真姫「ついさっき意識が戻って、急いでここに来たから回復道具は持ってこれなかったの」


にこ「よかった真姫ちゃん…。意識が戻って」


真姫「私の心配より今は自分の心配よ」


真姫「まだ、立てる?」


にこ「…私のことを誰だと思ってるのよ」


にこは小さく深呼吸をしてゆっくりと立ち上がる。真姫が支えようとするがにこは「大丈夫」という手振りをして自力で立ち上がる。


にこ「私は、大銀河宇宙ナンバー1の踊り子でありμ'sの一人なんだから!」


にこ「真姫ちゃん、あなたもね」


真姫はにこの口ぶりから、完全にいつもの調子を取り戻したと判断し思ったことを口にする。


真姫「それじゃあナンバー1が二人できてるわよ」


にこ「みんなでナンバー1なの!!」


ラインガイス(さっきまでとまるで違う…。これがお前たちの強さなのか…?)


真姫「私はかろうじて立っているみたいなものだからずっと戦えるわけじゃないし…」


にこ「にこもそこまで動けないわ」


にこ「けどそれは敵も同じ。次の攻撃がきっと最後になる」


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