どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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231: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2017/02/24(金) 15:45:57.32 ID:4C6XO/FX0
急接近して真姫に向けて闇魔法弾を連続で放っていく。
舞いながら撃ち落とすが、重さはさらに増している。
キマイラは剣を振るって真姫を薙ぎ払おうとするが、真姫は何とか回避。


キマイラ「魔獣連斬!!」


しかしキマイラはさらに闇魔力を剣にまとわせ、剣を振るうスピードが増していく。


真姫(速く、さらに重く!?これじゃ受け流せない!)


剣はどんどん真姫の体をかすめていく。
キマイラが剣を振りぬいて真姫の左肩を少し切り裂くと、真姫は咄嗟に接近する。


真姫(タイミング完璧!)


キマイラ「何!?」


ジャンプをしてキマイラの顔に接近し、扇に炎の爪を纏わせて突く!
キマイラは左手で真姫を掴み、そして体を逸らして回避しようとする!


真姫「風よ、お願い!」


真姫の体を風が動かす。


キマイラ(炎の爪を出しつつ風も引き起こせるのか!?)


左手を伸ばしてキマイラの右肩を掴み、体を引き寄せてそのままキマイラの顔に向けて扇を突く!
キマイラも顔をなんとかそらすが、左目を爪でえぐられる。


キマイラ「ぐっ!?」


しかしキマイラの左手は確かに真姫の足を掴み、そのまま左手を下に振りぬくことで真姫は地面にたたきつけられる。


真姫「うぁっ!?」


さらにすぐさま足を振りぬいて真姫を蹴り飛ばす!
真姫も空中で風を引き起こして立ち上がるが、キマイラも追ってきており剣を振るう。


真姫(避けきれないっ!)


真姫(なら、今できる最高の攻撃を!!)


自分の体から流れ出る魔力を扇に集中していた真姫。
剣が自分の体に直撃する前に、近距離に迫って来ていたキマイラめがけて扇を放る。
扇は、2人のスピード感とは全く違うところにいるようにゆらりゆらりと宙を舞う。


真姫「炎爆の舞!!」


キマイラ「くっ!!!」


キマイラは扇を確認して、回避できないことを察してから剣により力を込める。
剣を振りぬくのと扇が凄まじい爆発を起こすのがほとんど同時。
爆発の中から真姫が飛び出て、病院の壁に激突する。
腹には斬られた傷があり、その傷は魔力のよってさらに広がっている。


真姫「あの爆発があっても剣の勢いはそこまで止まらなかった…。でも爆発の衝撃で私自身の体が動いたから致命傷にはならなかったけれど…」


全身に大きな火傷もなく、少しの傷しかない。炎舞姫の状態だと炎によるダメージは自動的に軽減する。
自分の魔力ならなおさら、体から垂れ流されている魔力によってダメージは抑えられる。


真姫「かなり吹き飛んだわね…。体中が痛いし視界も安定しない…。早めにポーションを飲むべきね」


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