どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
1- 20
219: ◆gV7VzHZkCdFJ[saga]
2017/02/14(火) 22:19:33.89 ID:SS7tUiQy0
真姫(確か、最初からいたのは狼の魔物と空を飛んでいたコウモリのような魔物で……空を…飛ぶ…?)


ハッとして上を向くと、小さな黒い影がこちらに向かってきていた。


真姫「あの魔物、巨漢と戦ってる間に空へ!?」


コウモリのような魔物は中型犬程度の大きさで、5匹確認できる。


真姫「撃ち落とすしかない!」


その場でくるくると舞って扇を真上に振るう。


真姫「灼熱乱舞!」


真上にむけて放たれた炎はコウモリを焼き尽くしていくが、5発で5匹を仕留めることはできず、何発も連続で放っていく。
最後に残った1匹は真姫に向かって体当たりする!
後ろにステップを踏んで回避し、扇に炎の爪をまとわせて魔物を切り裂く。


真姫「片付いた!」


細い魔物「まだ気づいていない点が一つあるだろ?」


真姫(狼のような魔物!)


背後から地面を蹴る音が聞こえる。
ちらりと後ろを向くと、狼のような魔物が飛び込んできていた。
かなり動きが素早く扇を振るったとしても体勢を変えているうちに攻撃されてしまう。

が、真姫は扇を振るおうとせずに左足を軸にして後ろ向きに回る。
右足で狼のような魔物の顔を回し蹴りで薙ぎ払う。
魔物は軽く吹き飛び地面を転がる。
しかし残り2匹の狼のような魔物が飛び込んでくる。

先に飛び込んでくる狼のような魔物に対しては火炎扇爪で薙ぎ払えたが、次に飛び込んできた魔物のかみつき攻撃は回避しきれずに左脇腹を切り裂かれる。
軽く血が吹き出しよろめくが、駆け抜けた狼の魔物に対して炎を纏わせた扇を投げつけて魔物を弾け飛ばす。


真姫「灼熱飛翔扇!」


扇は魔物に当たると、跳ね返って最初に蹴りで薙ぎ払った魔物に向かって飛んでいき脳天を砕く。
跳ね返ってきた扇を掴んで、消えていく魔物を見ながら左脇腹を抑える。


真姫「ちょっと深いけど、たいしたことじゃない…」


細い魔物「ふむふむなるほど」


真姫「なに?」


細い魔物「さて、では次は私が相手になろう」


真姫「やっとそこから動くのね」


細い魔物「軽く見ていると痛い目に見るぞ?」


そう言って細い魔物は高く飛び上がる。


真姫「っ!!」


落下していく中で魔力を溜める細い魔物。
右手に闇魔力を込めて、地面にいる真姫に振り下ろすと手から闇魔力がはじけ飛び、複数の弾になって真姫を襲う。


真姫「速い!?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
455Res/539.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice