どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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204: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2017/01/20(金) 22:52:52.89 ID:2xvXOmyd0
ナース「そんなことが…わかりました!すぐに院長を呼んできます!」


真姫「お願い!」


真姫はそういって、もう一度真姫ママの部屋の窓から外を見る。
さっき広がっていた闇の魔力による池から複数の魔物が出現している。


真姫「まだ進行してないけど…ゆっくりではあるけど数が増えてる…」


真姫パパ「どうした!!」


病院長が走って入ってくる。


真姫「みんなの避難をお願い!!」


真姫パパ「待て真姫!何があった!」


真姫「このままだとこの病院にいるみんなが犠牲になるの!私が止めに行く。だからこの病院にいる人たちを、この敷地内の安全なところへ移動させて!」


真姫パパ「な…!?」


そう言って、真姫は部屋から出て行こうとする。
そうすると真姫の母が真姫の名を呼ぶ。


真姫「ママ!?」


真姫の母はしっかりと目を開け、真姫を見つめる。


真姫ママ「私の中に入っていたものは、恐ろしく強大よ…」


真姫ママ「気を付けて…」


真姫ママはそう言ってまた気を失う。
拳をしっかりと握って、真姫は頷く。
「今日くらいは許してね」と言って、真姫は廊下を全速力で走る。
向かう先は自分の部屋。

同じく4階の自分の部屋に着くと、今自分が持っている回復道具をありったけかき集める。
ポーションx2、ハイポーションx1、エーテルx2

そして愛用の扇である「紅蓮の扇」を掴む。
さらに、にこから受け取ったハンカチを取って玄関へ向かう。


玄関へ向かう途中で、避難は素早く行われていた。


真姫「パパ…ありがとう!」


ホールへ着くと、剣を持った筋肉質のゴブリンが侵入してきていた。
まだ逃げ切れてない人もいて、ゴブリンに襲われかけている。
ゴブリンは3体。侵入してきたばかりで、玄関の近くにいる。


職員「嫌!!来ないで!!」


ゴブリン「くたばれ!!」


ゴブリンは剣を振り上げ、女性職員を斬り飛ばそうとする。


真姫「灼熱飛翔扇!」


真姫が魔力を込めて投げつけた扇は、炎をまといながらゴブリンの手元めがけて飛んでいく。
ゴブリンが剣を持つ方の手を薙ぎ払った扇はブーメランのように真姫の手元に戻ってくる。
攻撃されたゴブリンの手元から剣が吹き飛ぶ。


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