どうやら穂乃果がRPGの世界に入り込んだようです 2
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168: ◆G2i9TD/uc6FP[saga]
2016/12/15(木) 22:01:43.43 ID:3b8YFe/W0
おばさん「ほら、これ持っていきな!確か9人だろう?」


そう言って、おばさんは紙袋に9つのパンを入れて穂乃果に渡す。


穂乃果「いいんですか!?ありがとうございます!」


おばさん「いいのよ!」


おばさん「それで、μ'sはどうしてイムタージュに?」


穂乃果「えっと、つながりの羽っていうものを探していて…」


おばさん「つながりの羽!?その羽はやめておきな」


穂乃果「えっ!?どうして!?」


おばさん「あの羽は、イムタージュの北にある洞窟にあるんだけれどね?その羽を求めて様々な冒険者やトレジャーハンターが向かっていったのよ」


おばさん「でも、帰ってきた人はいない。そのせいで、街の人たちは「死へ繋がる羽」だと恐れ、この情報を極力広めないようにしてた」


おばさん「けれど、一度広がった話は止めれない。その後も羽を求める人は後を絶たなかった。だから、この街で一番権力の高い病院長が洞窟へ行くのを禁止したの。洞窟への道は険しくて一本の道でしか行けないから、洞窟への道を整備して封鎖して通れなくした。あの病院の敷地が広いのは、病院の後ろにある「洞窟へ続く道」のせいでもあるのよ」


穂乃果「行ったら帰ってこれない……。でも私たち、どうしてもつながりの羽が必要なんです!」


おばさん「でもねぇ…」


穂乃果「この世界を魔王から救うために、その羽がどうしても必要なんです!」


おばさん「うーん…そこまで言うなら、病院長に話をしてみればなんとかなるかもねぇ」


穂乃果「病院長…わかりました!ありがとうございます!おいしかったです!!」


おばさん「はいよ!つながりの羽を取ってきて、もう一回店に来てね!」






穂乃果「あ!おーいみんなー!」


にこ「穂乃果、遅いわよ」


穂乃果「えっ!?遅刻!?」


海未「もう、にこもからかうのをやめてください」


穂乃果「そうだ!パン屋さんのおばさんからパンを貰ったよ!」


海未「買い物をしたんですか!?」


穂乃果「ち、違うよ!もらったの!!」


絵里「少し小腹がすいていたのよね。みんな食べましょう」


宿屋の前のベンチに座ってみんなでチョココロネを食べる。


ことり「うん!おいしい!」




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