コブラ「俺が魔法少女ぉ?」キュゥべえ「そうだよ!」
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308: ◆rgRx/bLTG.[saga]
2016/12/26(月) 01:10:13.64 ID:92GE6GwhO
仁美「それは?」

「素敵な場所で、大胆にやるのさ」

仁美「?」

「全ての銀河が見渡せるような漆黒の宇宙の真ん中で、誰よりも熱烈にな」

仁美「そんな場所、見滝原市にはありません」

「そうかい。ならいつか連れてってやるさ」

仁美「え?」

「なぁに、お代は道案内と、君の笑顔でいい」

仁美は、まるで口説かれてるような気分になってきた。

しかし、上条に手痛く扱われたあとにこうも優しくされると、不思議と悪い気はしない。

思わず笑みがこぼれてしまう。

仁美「うふふ」

「おっと、先払いかい」

仁美「あ、いえ、これは…」

再び顔が赤く熱くなる。

視線の先には金髪の筋肉モリモリマッチョの全身赤タイツでタレ目な外人が夕日に照らされてる。

思わず惚れてしまいそうなくらい絵になる光景だと仁美は思ってしまった。

それは多分、錯覚なのだろうと思い直そうとした。

しかし、鼓動は高鳴るばかりだ。

仁美「…」

「さて、俺も一服したら行くかな」

仁美「どこへ?」

「どうやらまだ助けが必要な女の子がいるらしいんでね」

そういうと、その外人はヒラヒラと手を振りながら、コンビニの方へ向かって行った。

仁美「あ、あの、お名前は」

「俺かい?俺の名は…」

彼は立ち止まり、顔だけを仁美に向けると、にやけながらこう言った。

「コブラさ!」

仁美「コブラさん…」

少女は体の火照りが何なのかを理解してはいない。

しかし、それはまさしく上条を見つめているときと同質のそれであることは紛れもない事実なのだ。

仁美「また、どこかで…」


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