コブラ「俺が魔法少女ぉ?」キュゥべえ「そうだよ!」
1- 20
295: ◆rgRx/bLTG.[saga]
2016/12/04(日) 23:45:56.92 ID:Fc/+W+QmO
さやか「ちょっと肩かして…」

疲労感が体から抜けない。

傷の回復スピードも格段に落ちている。

まどか「だ、大丈夫?」

さやか「ちょっと目眩がね」

まどか「ねぇ、どうしてコブラくんにひどいことしたの?マミさんにも…」

さやか「なんでだろう…本当になんでだろうね」

まどか「…」

さやか「あんなことしても何も変わらないのにね」

まどか「後で謝りにいこう」

さやか「いや、いい。これで良かったんだよ」

まどか「そんな…」

さやか「もう、何も元通りにならない」

まどか「そ、それじゃさやかちゃんのためにならないよ」

さやか「あたしのためにって何?」

まどか「…!?」

さやか「こんな姿になった私のためって…なによ」

さやかは身体をまどかから突き放すと、まどかをにらみ据えた。

さやか「今のあたしは魔女を殺すしかない、ただの石ころよ。それ以外の価値なんてない」

まどか「そ、そんな」

さやか「じゃああんたが代わりに魔女を殺してくれるの?」

まどか「…!!」

さやか「なにもしないくせに心配してるつもりになんてならないで」

雨脚が強まってきた。

ずぶ濡れの二人の距離は離れていく。

遠く遠く。

まどか「…」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
518Res/195.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice