201: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2017/06/03(土) 23:49:25.96 ID:WAiWBQ+mo
俺「だぁぁぁぁ!!ストップ!ストップだ!今度は何を企んでやがる!!」
カライモン「企んでいるとは人聞きが悪いね……ただ単に、四肢生物と六肢生物が共生可能な環境の下準備をしているだけだよ」
ハル「それは…どういった方法で?」
カライモン「具体的には…魔力を、意識による干渉を受けやすくして…生命の進化を促すようにする」
レミ「んん?それって必要な事なの?」
カライモン「私達の世界のように傾いた環境になってしまったら、共生可能な生態系の形成に支障が出てしまうからね」
ハル「共生…と言う事は……今の獣人達とは別の、新しい生態系や文明社会も作る予定なんですか?」
俺「ん?あぁ、そうだよな…移住する事が前提なら、予め生態系を丸ごと作る必要は無い…ってか、むしろ邪魔になるんじゃないのか?」
カライモン「それについてはだね―――」
ディーティー「ボクから説明しよう」
俺「って、どこから湧いて出て来やがった。ってか、今更何しに来やがった」
ディーティー「決戦に参戦出来なかった件なら、仕方ないだろう?獣人や住民の扇動で忙しかったんだから」
エディー「因みに…私共が此処に居られるのは、アラク殿のお陰に御座います」
俺「…………あぁうん、まぁ良い。んじゃぁ、どーいう事なのか説明しやがれ」
ディーティー「相変わらず…何かボクに対してだけ、あからさに態度悪くないかい?」
俺「その無い胸に手ぇ当てて考えやがれ!!こっちは、お前が居ない間も同じような………いや、何でも無い」
ディーティー「いやいや、そこまで言ったんならむしろ言い切ってくれないかなぁ!?」
俺「だーから…何でも無いって言ってんだろ。とにかく説明しろってんだ」
ディーティー「釈然としないなぁ……まぁ良いか。新しく作る世界における生態系の話だっけ?」
俺「あぁ、そうだ」
ディーティー「それに関しては…会議で決まった事なんだ。今避難してる住民達のね」
俺「……は?」
ディーティー「自分達の移住が前提の世界とは言え…そのために、生まれうる生命の可能性を摘み取っても良いのかどうか…って議題でね」
エディー「尚…この結論に関しましては、光と闇双方の派閥においても一致の物となっております」
俺「あー……いや、お前達がそれで良いって言うなら良いんだが…そりゃまた、難儀な道を歩もうとしてるよなぁ」
ディーティー「例え楽でも、排他的な道を進むようであればその先に未来は無い…それを、キミ達との一件で皆が学んだのさ」
エディー「…と言う顛末に御座います」
俺「なるほど…な。んで………そこのカライモン。今度は何をしてやがる?」
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