勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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435: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2017/01/28(土) 01:49:40.31 ID:w8zgd1430
…………


黒服「……で」


マーゴッド「そういうワケで」



――エジンベア城・奥の空き部屋(エジンベア勇者の私室)――


マーゴッド「そこをどいてドアを開けなさい」

黒服「どういうワケだよ」

マーゴッド「ねえいいじゃない!ずっとどいてくれないし、私もううんざりよ」

黒服「ったく、帰れ帰れ。エジンベア勇者の言いつけ破ったら俺らが殺される」

マーゴッド「んもー、姫の命令よ?きけないの?」

黒服「それでも聞くなって言われてんだ。俺等は別にこの国に仕えてねえしな。ってかここに何の用だよ」

マーゴッド「だってぇ……そこにお客さんが数人居るでしょ?」

黒服「……」チラッ

遊び人「?」

黒服「……フンッ」

マーゴッド「で、それって恐らくだけど。ポで始まる国の勇者とイで始まる国の勇者様だったりするんじゃないかしら」

ポルトガ姫「えっ!?兄貴がここにいるんすか!?」

マーゴッド「そのお客さんがね?ちょっとこの子らの関係者と知り合いらしいの」

マーゴッド「だからちょっとお話を聞きたくて」

黒服「……帰れ」

マーゴッド「……」

黒服「とにかく。今日の夕方にエジンベア勇者はあの貿易の街からここに帰ってくる。それまで大人しく」


マーゴッド「貴方達がコソコソしてる事。全部、お父様に話すわよ」


黒服「……ぐ」

マーゴッド「あら、本気よ?」

黒服「……っ……卑怯にも程があんだろ……!!」

マーゴッド「分かったら早く――……」

タッタッタ

黒服2「はぁっ!はぁっ!おい!戻ったぞ!!」

ズザッ

黒服2「って、あれっ?姫様?なんでこの部屋の前に?」

マーゴッド「あら……貴方、エジンベア勇者に同行していた黒服じゃない。エジンベア勇者は?別の任務の前に戻ってくる予定でしょ?」

黒服2「え?あの、えっとですね」

黒服「……タイミング最悪だ……」

マーゴッド「……」

ニコォ

マーゴッド「この部屋の中で、続きを聞かせてもらいましょうか♪」


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