勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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383: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2017/01/12(木) 23:44:07.07 ID:rzvbRsok0
…………
スタスタ
パカラ パカラ
勇者「すみませんね、川まで案内してもらっちゃって」
エド「いえいえ。もうすぐそこですし」
勇者「……しかし、いい村ですね」
エド「でしょう」
勇者「はい。長閑で綺麗で……」
エド「自慢の村です。気に入っていただけて嬉しいですよ」
勇者「……エドさんってこの村の生まれなんですか?」
エド「……いえ、この村生まれではありません」
勇者「というかそれ以前に……なんでエドさんは喋る事ができるんですか?」
エド「……」
勇者「あっ、いや…………すみません。失礼しました。無理に答えなくても」
エド「……私の生まれた場所の動物は、皆こうでした」
勇者「えっ!?そんな所あるんですか!?」
エド「はい。とある女王様が治めている余りにも小さな国なのですが」
エド「そこでは皆が意思を言葉で通わせる事ができる平和なところでした」
エド「スー勇者は、その女王様に生贄として捧げられた巫女なのですよ」
エド「なので私は、スー勇者のお目付け役として彼女が小さい頃からこの村へ派遣され、そして見守ってきたのです」
勇者「なるほど……………………」
ピタ
勇者「なんかすっげえ重大な事話された気がするんですけど……」
エド「……さあ、川に着きましたよ」
――川辺――
ジャリッ ジャリッ
勇者「ちょ、ちょっと待ってください、生贄って」
エド「まあそんなに構えないで下さい。生贄と言っても彼女が犠牲になるわけではありません」
勇者「えっ、あ。そうなんです?」
エド「スー勇者にこの村のお話は聞きましたか?“同士戦争”での乾きの壷の事」
勇者「……はい」
エド「では話が早いですね」
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