勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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370: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/12/31(土) 01:49:10.95 ID:KaiQxJfW0
エジンベア大臣「しかし……聞きましたよ?町長」

商人「何をでしょう?」

エジンベア大臣「先ほど、スー人と揉めたらしいではないですか」

エジンベア大臣「なぜあのような者達と……」

商人「……ああ、あれですか」

商人「いいのですよ……もう、終わったことです」




……
…………



ダンッ!!


スー戦士『契約はここまで!!!?』


商人『はい。これまでの利益分の報酬はまた追ってお渡しします』

スー戦士『ちょ、ちょっと待ってくれ町長。俺は継続的な取り引きを望んだんだ』

スー戦士『開墾も、技術伝達も、仕事の振り分けも終わったんだ!これからって時に――……』

商人『ですが私はどの期間まで、なんて制限も設けていません。始終は利益で判断しますよ?』

スー戦士『だがっ、だが、結構な注文も貰っただろう!?なあ、このまま続ければ……』

商人『……はっきり言わないと分かりませんかね』

ダンッ!!!

商人『私は!もうスー族と取り引きするつもりは毛頭ありません!!』

商人『それよりも儲かる方法があなた達の商品を外に紹介する際に築けた繋がりで編み出せそうなんです!!』

スー戦士『なっ』

商人『はぁ……もう邪魔なんですよねぇ。あなた達スー族は。この街にとって』

スー戦士『町長……?町長、なぜ……』

商人『そういえば、知り合いにあなたに渡すように荷物を預けたんですが……まだ彼らが持っているんです?』

商人『まあいいですが。あの袋の木箱の中の秋種。あれは湿地むけの種で、おいしい果実ができるんです』

商人『スーの傍で育てていただいて、実ったらまた取り引きさせてもらっても構いませんよ?』

スー戦士『……秋まで、あの木箱を開けるまで……どのくらいの期間があると思って……』

商人『だいぶ期間は空きますが、そんなのこっちは知った事ではありません』


商人『私は、商売人です。話がしたかったら儲け話を添えてくださいね』

ニコッ


商人『それでは、さようなら』




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