勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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163: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/07/29(金) 01:14:42.32 ID:hlznTdzL0
ホビット「だから、本来ならばこういった隔離された場所でのびのびさせてやるのが一番良いと思うんだ」

イシス勇者「では何故今回勇者くんに特別授業なんて」

ホビット「……それも、ちょっとわけアリでね」

ホビット「ただ傍にスー勇者ちゃんが居る限りあの子が痣を作ってしまう程完全に魔物への変身を遂げてしまうことはないと思うのさ」

ポルトガ勇者「ちょっと聞いてもいいっすか」

ホビット「ん?」

ポルトガ勇者「そうなるとあいつは、スー勇者はマジで何者なんすか」

イシス魔法使い「お話を聞く限りは……それこそ、遊び人ちゃんのような、そう……賢者様のような」

ホビット「んー……それはちょっとわしでも分からない」

イシス僧侶「そうなんですか?」

ホビット「ああ。あの子から直接話してくれるのを待っているんだが、なかなかだね」

ポルトガ勇者「……そっすか」

ホビット「はは、複雑な顔をしているよポルトガ勇者」


ホビット「スー勇者ちゃんまで殺さなければならない事態になるのが、やはり怖いかい」


ポルトガ勇者「!!!」


イシス勇者「――え」

イシス僧侶「ちょっとちょっと、どういう事ですか」

イシス魔法使い「今何か聞き捨てなら無い事が」

ホビット「……最初から、そのつもりで見定めに来たんだろう?」

ポルトガ勇者「あー……別に隠すつもりは無かったんだがよ」

イシス勇者「ど」

ガシッ!!

イシス勇者「どういう事だ!!!ポルトガ勇者君っ!!!!」

イシス戦士「イシス勇者様!!落ち着きなさってください!!」

イシス勇者「落ち着いていられるもんか!!だって、ポルトガ勇者君は――」


ポルトガ勇者「もし勇者が、魔族の血に身を染められているなら。殺すつもりだったよ」


イシス勇者「っ……――!!!!」

ギリッ…!!

イシス勇者「……君はっ……!!何を言っているのか分かって……!!!!」

ポルトガ勇者「わかってるさ」

イシス勇者「でも勇者くんは!!純粋に君の事を信じて――……」


「知ってたよ」


イシス勇者「!!」

イシス僧侶「……勇者くん」


スタスタ

勇者「知ってたよ。……なんとなく、ポルトガ勇者が何をしに来たのか」


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