勇者「ハーレム言うなよマジで」戦士「5だぞっ!」
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144: ◆3VOBH3KJAk[sage saga]
2016/07/28(木) 00:41:03.68 ID://rGN1y40
ホビット「はは、腕の方はまだまだだけどね」
勇者「うぐ」
スタスタ
ムオル勇者「……狩りだけではなく、こいつは様々な事が未熟だ」
勇者「うぐぅっ」
イシス勇者「ムオル勇者さん」
イシス僧侶「様々なこと?」
ムオル勇者「こいつがここに来てしばらく経つが、最初はあまりの愚図さ加減に頭を抱える事が多かった」
ムオル勇者「方位磁石を忘れ道に迷う、狩りの罠の場所を忘れて自分で踏む、剣を忘れて魔物に半殺しにされる」
ムオル勇者「毒草を狙ったように採取してくる、料理を作らせれば器具を駄目にする」
勇者「……本当に、すみません……」
ムオル勇者「枚挙に暇が無いが……これでもマシになった方だ」
イシス僧侶「確かに、勇者くんはあの状況で旅してたからねえ。昔からあの子達に世話を焼かれていたんでしょ?」
イシス魔法使い「あはは……だったらちょっと疎くなっちゃうのも仕方ない気もするわね」
ムオル勇者「だが仕方ないで済みはしない」
勇者「仰るとおりです……」
ポルトガ勇者「でも今はだいぶマシになったんだろ?」
ホビット「ん。まだまだだけど、最初に比べたらだいぶ良くなったね」
勇者「まあ料理はスーちゃんや先生に頼りっきりなんだけどさ」
スラお「ゆーしゃのごはんおいしくない!ばか!うんこ!」
勇者「うんこはなくない?いいすぎじゃない?なあスラお」
…………
カラン
ホビット「ところで、聞いてもいいかね?」
イシス勇者「はい、なんでしょうか」
ホビット「君達は何をしにここへ来たんだい?」
ポルトガ勇者「…………今さらな感もあるっすね」
イシス僧侶「何を……って、それは勇者くんが心配だったからですけど」
イシス魔法使い「しばらく音沙汰が無かったので、イシス勇者様が心配してだいぶ滅入ってしまって」
勇者「すみません心配かけて……」
イシス勇者「いいんだよ。こうして無事だったんだしさ」
ポルトガ勇者「俺もイシス勇者と同じ理由だぜ」
ホビット「ふふ、そうかそうか……じゃあもう一つ質問させてもらうね」
ホビット「人間達の動きはどうだい?ラーミアを復活させるつもりらしいが……進展は」
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