八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/12(土) 23:44:49.92 ID:P+l3VGEy0
上手く聞き取れず聞き返すが、凛は笑って流すのみ。
いや、なんかすげぇ気になるんですけど……
凛「それより、そろそろ事務所入ろうか。ちひろさんとか探してるかもよ」
八幡「あ、おい!」
俺を放って、さっさと行こうとする凛。
……本当、決めたらどこまでも行こうとする奴だ。
一度は辞めて、それでもこの場所に焦がれ、俺はまた戻ってきた。
隣にいたいと、凛を、トップアイドルにしたいと、またやってきたんだ。
どうやら人生ってのは、簡単には終わらないらしい。
好きになった女の子はアイドルで。
だからこそ辞めたプロデューサーに、俺は、再びなった。
……本当に、おかしな話だよな。
もしも自伝を書くんなら、最後の〆はこうしようと思う。
いつかの再提出の、更にやり直し。
凛「ほら、早く。プロデューサー!」
八幡「……ああ」
やはり俺の青春ラブコメは、まちがっている。
了
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