八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/12(土) 23:22:08.92 ID:P+l3VGEy0
深く礼をして、感謝を告げる。
本当に、礼を言っても言い足りない。こんな俺を、また引き受けてくれたんだからな。
そしてなんかちひろさんが「私の時より素直……」みたいな非難めいた顔をしているが、スルーしておく。
社長「これからは、きっと前以上に大変な事が待っている。やれるかね」
八幡「ええ。承知の上です。……それに、やり残した事も沢山ありますから」
思えば以前の俺も、ここへ戻ってくるまでの俺も、支えられて、与えられたからやってこれた。
なら、少しずつでも、それを返していこう。
正社員として、ここから俺は再出発するんだ。
八幡「……飲みに行く約束も、忘れてませんしね」
社長「っ! ……それは、嬉しいことを言ってくれるね」
そう言って社長は快活に笑う。
飲める年齢まではもう少しかかるが、それでもその時は必ず付き合おう。これも約束だ。
ちひろ「え、なんですか飲みに行くって。それ、私も入ってます?」
私聞いてないとばかりにちひろさんがしゃしゃり出てくる。いや、あなたはちょっと……
この人も誘うと、なんだか他の酒豪アイドルたちも寄ってきそうでなぁ……それは勘弁してほしい。
社長は一つ咳払いをすると、仕切り直すように改めて話し始める。この人も流したな……
社長「それじゃあ、比企谷くんに今日一日の仕事を今ここで命じよう」
ちひろ「あれ、今私スルーされました?」
社長「それはズバリ……」
勿体ぶる社長に、俺も何となく身構える。
俺の、初仕事。
社長「手始めとして、今日一日アイドルとの交流をするんだ!」
八幡「……ん?」
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