八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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441: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2017/08/11(金) 23:06:35.31 ID:JnIiLH7j0



凛「……アザレア、か」



フラワーバスケットの花を見て、私の好きな歌を覚えてたんだなと、少し嬉しくなった。
とりあえず、次会った時にはうちの花屋を差し置いてどこでこれを買ったのか、問い詰めなくちゃね。

そんな私の様子を見て、ちひろさんも何だかおかしそうにしている。



ちひろ「……さっきより良い顔してますよ?」



それは、何とも複雑な台詞だ。少し顔が熱くなる。
どうやら、私もまだまだらしい。

隣にいなくたって、こうしてあなたの一押しが、私の力になるんだからね。






凛「ーー行ってくるね」






だから、もう一度私は告げる。

この会場のどこかにいる、あの人に向かって、そう言ってやる。



誰も見たことのないような景色を、キラキラとした最高の光景を。

あの人と、会場にいる全員に見せてあげよう。



今はまだ至らない、未熟なアイドルだけど。

情熱と憧れを手に、ずっと走り続ける。



ステージの、その輝きの向こう側。

そこを目指し、私は駆け出す。






いつか違った道が交わるようにと、思いを込めて。















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