八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/11(金) 22:32:46.67 ID:JnIiLH7j0
受け取った後、慌てて鞄から財布を取り出す。
春香「あっ、いいよいいよ! これくらい!」
凛「でも……」
春香「お近づきの印ってことで、ご馳走させて?」
ニコッ、と。屈託のない笑顔でそう言う天海さん。
なんとなく、卯月を思い出した。
何と言えば良いんだろう。安心感、というか、素直に可愛らしいと心から思える、そんな笑顔。
凛「ありがとう……ございます」
お礼を言うと、彼女はまた笑ってくれた。
たまたま忘れ物を取りに戻ったことで偶然会った天海さん。
折角会えたのだから、という理由で、彼女はお話をしようと言ってくれた。もちろん私としても嬉しいんだけど……さっきの星井さんの件があるから、ちょっと怖い。
でも、この感じだと大丈夫そうかな。
卯月と未央には先に帰っていてほしいとお詫びのメールを送っておく。
春香「そっか。予定より早く終わってたんだね」
凛「はい。私は、ちょっと忘れものをしちゃったから」
春香「本当、偶然だったんだね〜」
何でも、天海さんも重なっていた仕事が早く終わったので顔だけでも出そうと、レッスン場へ足を運んだらしい。
残念ながら入れ違いになってしまったけど、本当に偶然、私とは会うことができた。
春香「合同レッスンはどうだった? 上手くいった?」
凛「ええと……」
その質問に、思わず苦笑いを浮かべてしまう。
レッスン自体は良かったと思う。初日ということもあって軽めではあったし、765プロアイドルの動きを間近で見れたのも貴重な体験だった。
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