八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2017/08/07(月) 23:53:07.08 ID:ttV+FyVW0
ぐっと伸びをし、一息入れる。
場所はいつものシンデレラプロダクション、その事務スペース。お決まりのデスクだ。
本来であれば今回の撮影の報告書を作っていたのだが、ちょっと飽きてきたので今は息抜きがてら別の作業をしている。
八幡「どれどれ」
書類を手に取り、目の前の文字の羅列に目を通す。
……読み辛いな。
光「ん? 何してるんだ八幡P」
八幡「お、光いい所に」
たまたま事務所にいたのか、俺を見つけて光るが近くに寄ってくる。
というより、机の上にある”こいつ”が気になったのだろう。
八幡「お前なら、これが何か分かるよな」
光「こ、これって!」
蘭子「む、ひっふぁいふぉうひたのふぁ?」 もぐもぐ
今度は温泉饅頭を食べている蘭子も寄ってくる。こいつもこういうの好きそうだなー
八幡「こいつは、所謂”タイプライター”ってやつだな」
光「翔太郎が使ってたやつだ!」
目をキラキラと輝かせる光。
まぁ、実際はあんなに古いタイプじゃないけどな。一応欧文用ではある。
蘭子「むぐっ……タイプライター?」
八幡「このキーボードみたいなのを叩いて、紙に字を打ち込むんだよ。そうすれば……ほら」
実際にその場で打ち、せり出てきた紙をちぎり渡してやった。
ちなみに、紙には『Ranko Kanzaki』と印字されている。
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