八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「またね」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2016/06/13(月) 01:12:05.14 ID:EZXQYtyb0
そんなこんなで、喚く早苗さんを宥めつつ、夕食をなんとか終える。
ちなみに撮影が遅れる事はこの時に伝えた。危ねぇ……普通に忘れる所だった。
レナ「嵐で来れない……いよいよサスペンスじみてきたわね」
文香「三日も何もしないでいて、大丈夫なのでしょうか……?」
八幡「予備日があるのでその点は心配いらないそうです」
早苗「うう…武蔵……」
まだ言ってんのかこのアラサーは。
凛「その間って、私たちは何してればいいのかな」
莉嘉「ヒマになっちゃいそうだよねー」
八幡「まぁ、台本とか読んで……ゆっくり休んどきゃいいんじゃないか」
正直俺も特に指示する事は無いし、する事も無い。休んでくれとしか言いようが無かった。
しかし、さっきから一つ気になる事が。
楓「…………」
飯食う前あたりから黙りこくってる楓さんである。
珍しく、その表情は思い詰めてると言える。……まぁ、何となく想像はつくけどな。
レナ「それじゃあ、そろそろお開きにしましょうか」
八幡「ええ。お酒を飲むのも良いっすけど、各自自己責任でお願いします」
早苗「くっ……子供のくせにまともな事言っちゃって……!」
大人のくせにまともじゃない人が多いんです。とは言えない。また鉄拳制裁くらっちゃう。
そして自分の部屋へ戻る間際、件の楓さんがそっと耳打ちしてきた。思わず、バッと後ずさる。
楓「――後で部屋に行きますね」
そう、彼女は言っていた。
これが何も無い場合の台詞なら何と心くすぐられた事だろうか。しかし、実際はそんな色気づいたものではない。
……一体何を言い出す事やら。
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