123:名無しNIPPER[saga]
2016/05/14(土) 17:18:35.23 ID:I+fdqcufo
「ふむ」
特にリアクションは取らず。「やはり――そうじゃろうなあ」なんて、キスショットは
言った。強いて言うなら、少し寂しそうにしたくらいだった。
てっきり、怒ったり、不思議がったり、理解不能な目で見られるのではないかと、そんな
反応をされるのではないかと、少し身構えたのだけれど――。
「うぬがそう言う気持ちはわかるしのう?」
「え? わかるの?」
上位存在。
口調から、態度から、人間のことは完全に見下しているとわかる。
てっきり、吸血鬼に、従僕になれたことを誇りに思え、とか言われると思っていた。
「儂も神にならんかと誘われたことがあったが、その時は断ったからのう」
「……またスケールのでかい話だね」
「昔の話じゃ」
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