野原しんのすけ(15)「歯を食いしばれサイジャク、オラのサイキョウはちょっと響くゾ」
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262:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2018/01/04(木) 00:34:25.59 ID:CDsL44Uk0
「もしもし酢乙女先輩、食蜂?やっぱり中には誰も居ないわ。電気機器が一つも動いていないし、データも全て削除されてるみたい」

御坂は施設内の一室から小型の端末を顔の横に持って話す。
先程食蜂から渡された物で、昨夜麦野に壊されたのと同型だ。
彼女いわく、盗聴対策万全の通信機らしい。

「じゃあ、今日はこれで解散でいいかしら。他施設へデータが移送されて実験も引き継がれている可能性もあるけれど、どちらにしろ一回調べてみないといけないわぁ」

「しん様はしん様で動いているみたいですし、布束先輩でしたかしら……彼女も独自に行動しているようですから、私達も含めて三チームが互いの足を引っ張り合うのを避けるため連絡も必要ですね」

通信機からは食蜂とあいの声が聞こえてくる。

「では御坂さんも今日はしっかり休んでくださいませ、まだまだやることは多く在るのですから、途中で倒れてはいられませんわよ?」

二人からの通信が切れ、御坂も無人の施設を後にする。
先のあいの言葉通り、まだまだやるべきことは多い……しかし一段落がついたのだと晴れやかな気持ちで御坂は足を進めた。
喉を潤そうと馴染みの自販機が置いてある公園を訪れると、聞きなれたしかし久しく聞いていない男の声が御坂の耳に入った。

「あっれー?おかしいなあ、故障か?」


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